中立という立場についての自論

http://homepage.mac.com/kats99/misc/mvp20060720/message1.html
http://kotaete-net.txt-nifty.com/noname/2006/07/http.html
こちらの両氏においては、大変参考になるコメントをありがとうございます。


沼口氏の記事
http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/itpropower/powerinterview/numaguchi/numaguchi_01.html
については、承知していたのですが熟読しておらず、その結果下記のような発言となってしまい、お二方の危惧している状況へと進みつつありましたこと認識いたしました。誤解や不安を与えてしまいすみません。


実は、書こうかと悩み消した一文があります。それは文面は異なりますがおおむね以下のようなものです。

中立であることを証明することは難しいが、中立でないことを証明することは簡単である。

で、私自身が考える中立という立場というのは、すべての見識に精通しており、それに対して熟考した知識と意見がある状態と考えています。で、それに対して自分がどうであるかというと、やはり広い見識を持つことは難しいと感じているわけです。現に Linux を「ソースコードを書くことを目的としていれば触ろうと思うが、そうでない自分には価値の無いもの」と考えていますし、その考えに則って、極力 (実際の範囲は言明できませんが) 触らずに居ようと考えています。そこのどこが中立なのか? とうとそれはやはりはてななのです。


中立、という物事を考えたとき、特に思うのは要求されているレベルが違うのでは? ということがあります。すなわち、沼口氏のおっしゃる「中立」ということは、マイクロソフトを評価し、「批判」を行うことができる人間の事を示しているのだと考えています。そういうことであれば、批判やフィードバック、その中でも情報を提示しろということについては特に強く文面などで伝えています。正直あそこまでやって嫌われるんではないかと思うくらい強く言うこともあります。私自身も、こういうことがこの記事で言う「中立」ではないのかな? と考えています。であれば言葉を端的に捕らえると逆の言葉になりますが「中立である」と言えるでしょう。


しかし前回の発言は実際、その「中立」という言葉を短絡し誤解しかねない発言であったと言う点もぬぐいきれず。しかし個人としての「中立」を維持していますとも強く言えるほど私は自信にあふれた人間でもあらず。そのあたりのもやもや感は、理解してもらえればうれしく思います。
ただ、私の発言に価値が見出せるかどうか・・・それは私自身評価できない問題ですね。その点については、常に考えているポイントでもあるのですが、回答には至りません。過去から現在までの私の記事の書き方から、なんとなく感じ取っていただければと思います。


中立という点については、上記のような意見を持っています。


あと、

であろうとも、過去に実際に不快な思いをした人たちが死に絶える日まで白い目を向けられる可能性があることは、覚悟しておく必要があるでしょう。たとえ個人に身に覚えがなくても。

これに対しては、「そういったすべての人たちに*1」反論していきたい。これが中立なのかどうかは分からないけれど、正しいことではないので。

でも、こういう逆の立場*2との意見交換っていうのも、ある意味中立なんだろうね。マイクロソフトという母体じゃできないことをやるという価値、ちょっと、いいんじゃないかと思います。

以上、コメントしきれてない部分もありますが、内容はきちんと確認させていただきました。意見を言えということであれば、こちらで記載いたします。良ければまたお付き合いください。

*1:Kats さんのコメントを受けて追記。

*2:かどうかわららないんだけど、そういう風に読めた。