Willcom の WX310J から考えるビジネス携帯の未来像?

今まで部屋の底で眠っていた AH-G10。四千円ばかしの使用料を取られるも、まったく使用していないこのデータ端末を何とかすべく、音声端末への変更を画策。スケジュール管理に困っていたので、その機能を重点的に調べたところ、なんと Intellisync 付属の携帯端末 WX310J を発見! 会社でも Outlook - Cybozu 間で Intellisync している Intellisyncer な者なので、これに乗り換えを決断。
というわけで本日手に入れてきました WX310J。とりあえず指紋認証反応しねーっす。
Intellisync のマニュアルもむずかしーっすよ。
まーがんばって使います。


で。いまさら Web で巷の評判を調べてみたところ、面白いサイトを見つけたのでコメントを書いてみることに。そのサイトはこちら。WX310Jがビジネス用ならこの機能欲しい!

欲しいとしているのはこんな機能。

  • 「無線 LAN による」位置補足システム
  • (おそらく複数人でやりたいだろう) 電話会議システム

技術的にはできるんだろうね。ただし、位置の補足は GPS でやることになるだろう。電話会議も対応した PBX が必要だろう。


無線 LAN はあいにくそういうことができる規格じゃない。位置を補足するためには、「設置場所が明白な」ポイント三箇所以上からの距離を測る必要があるのは、想像に易い。ただし 2D 限定。3D ならもっと必要。「設置場所を明白にした」アクセスポイントを三箇所設置する、って大変なのよ・・・。ビルの階まで判断するのは GPS でも不可能。世界最高の (言いすぎか?) 測位システムを使って測れないものが、電波アマチュアが適当に設置した機械でわかるわけが無いのです。
しかもプライバシーの問題も。さすがにトイレに行っているのを補足されたくは無いということから、相手に位置補足の許諾権を与えなくてはいけないでしょう。とすると、いちいち ON/OFF するめんどくささから、明らかに操作したくないシステムになるのです。売れません。使えません。ユーザーのこと考えてません。セキュリティの問題で NG なんだろうなこれは。それから考えると、インスタント メッセンジャーのプレゼンス機能がどれだけユーザーの手間を考えているか、良く解る。相手には最低限の情報しか与えられないけど、それがプライバシーってものなのでしょう。


電話会議システムは・・・残念ながら携帯のせいじゃない。電話交換設備の問題。電話機が一対一の通話を前提としている以上、そういうことは別の方法で提供しなくてはならない。そのせいで、電話会議システムは高価なパッケージシステムとして売られるわけ。そういえば昔カルトフォンなんて無かったっけ? 違う、トリオフォンだ。ああいう風にできればいいのに、とは思うけど。要求する先はたぶん携帯電話会社じゃないね。とりあえずがんばれ NTT。


・・・と書くだけ書いて大人気ないなと思った。吐き出しときますが許してね。