Storage Router とは?

某所で色々話した結果、僕には全くメリットの判らなかった、Storage Router。とりあえず調べてみました。

Cisco SN 5428-2 ストレージ ルータ / データ シート (Cisco)

主機能
ストレージ アクセスのためのセキュリティ機能 (どんな機能?)
FCIP、iSCSI プロトコル対応
サーバー、クライアントへの Network Boot 機能提供 (Boot イメージは選択性)
前提条件
iSCSI か FCIP に対応したヘッド コンピュータ (iSCSIWindows の主流 OS であれば対応している模様)
FC 対応ストレージ
iSCSI ログイン機能を有効にするための RADIUS および TACACS+

対抗馬として思いつくのは、純粋な FC 環境で構築されたサーバー、それからリモート デスクトップのようなシン クライアント環境かな。
クライアントがストレージ ルーターから Network Boot したら、負荷ってどうなるんだろ?
クライアントが全部この Network Boot 機能で起動するとしたら、10〜100 人程度のオフィスでの導入は金銭面でまず難しいだろうし、100〜1,000 人規模のオフィスだと、既に過去の資産があるからそれを捨てるなんてできないんじゃないかな。1,000〜5,000 人規模になると、今度は資産は捨てられてもネットワーク負荷が洒落にならないし、トラブル起きたら対処できない (確実に業務停止だろうなぁ) から、リスク評価以前の問題でやっぱり失格。ネットワークが死のうが、サーバーが死のうが、クライアントだけは使える、っていう既存環境のメリットが全くなくなるなぁ。間違いなく利便性は低下するのです。
ということは、このデメリットを考慮した上でそれを上回る効果を提示する必要があるのです。で思いつくのが、データ集中化による管理負荷低減 (クライアントの Boot Disk 維持費とかリカバリ作業費の削減)、セキュリティ向上かな?
うーん、これ以上の評価は難しそう。誰か導入してみませんか? (まて