長野の侵入実験結果公表に苦慮 田中知事 (毎日インタラクティブ)

「かなり深刻な状況だと概略を聞いている」

結局こういうこととのこと。
セキュリティやコンピュータに詳しいたくさんの人々が、インターネットにある有象無象のシステムを管理していて、それでもセキュリティ ホールやウィルスに悩まされ、それでも「眠れない夜」を頑張って過ごしているのです。偉い人にはそれが判らんのです! (苦笑
結局のところ、企業という集団で行動している以上、組織の限界がどこかに必ずあるわけです。しかし営利団体である企業は、常にその限界を超える努力を行っているので、当然ながら新しい知識も吸収するし残業もするわけです。
という前置きがある上で、ここから先は少し妬みも入ってるのかもしれませんが、僕にはそう見えるので素直に書くことにします。
彼らは「より良い組織であること」よりも「いつまでその組織に自分が居られるか」の方が重要なのですよね、きっと。だからウィルスが出ても残業もしないし、眠れない夜を過ごしたりもしない。彼らがそういうことをするのは、政治的駆け引きがあるときだけ。如何に自分の勢力を広げ、自分より力のある人を取り込むか。それにしか努力をしてくれない。
だから、僕たちがやっていることになんて価値が見出せないから、システムを作るだけ作ってそ知らぬ顔をする。問題があっても、それを表面化しないようにする努力はするけど、解決しようとは絶対にしてくれない。そして、人間関係はそれでも良いのかもしれないけど、機械相手には通用しないのに気がつかない。
でも、田中知事はそこから歩み寄ってくれた訳だし (もちろんそこには僕には見えない政治的駆け引きが在るのかもしれないけど)、今はそれが喜ばしい事だし正しいことだから、それをできるだけ多くの政治家たちに広めて欲しいと思うのです。
住基ネットが「本当に常に安全であるよう、努力し続けるシステム」になるよう、この結果を大いに有効に使っていただければなぁ、そう思います。