この洋書、ちら見で即決

Microsoft System Center 2012 Unleashed

Microsoft System Center 2012 Unleashed

  • 作者: Chris Morimoto, Rand Handley, Pete Ross, David Amaris
  • 出版社/メーカー: Sams
  • 発売日: 2012/06/01
  • メディア: ペーパーバック
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System Center 2012 Operations Manager の ACS Reporting をインストールするとですね、こんなメッセージが出たりするんです。

Warning(s) Loading file E:\ACS\Models\AUDIT.SMDL:
Warning(s) Loading file E:\ACS\Models\AUDIT5.SMDL:

一見エラーに見えるじゃないですか。でもこのメッセージは正常らしいんです。こういう内容が書いてあるらしいので、ぽちっとしてみました。届いたらがんばって読んでみます。

TechNet/hh495583 の翻訳 (一部のみ、意訳ちょいあり)

原文: Language Support for System Center 2012 - Service Manager | Microsoft Docs
このドキュメントの英語があまりに酷いので。

Setting your Windows locale on a computer that hosts a Service Manager console to one of the supported languages results in Service Manager being displayed in that language. In addition to the languages that Service Manager supports, you must also consider the ability to search and sort data in the Service Manager databases. The ability to search and sort data in a specific language is defined by the collation settings in Microsoft SQL Server. For more information about SQL Server collations, see the section "Microsoft SQL Server 2008 with SP1" in Supported Configurations for System Center 2012 - Service Manager in this guide.

Service Manager がサポートする言語のうちひとつを Service Manager コンソールをホストするコンピューターの Windows ロケールに設定すると、Service Manager ではその言語が表示されます。Service Manager の言語設定ではこれ以外に、Service Manager データベース内のデータの検索と並べ替えの機能も考慮しなくてはなりません。特定の言語におけるデータの検索と並べ替えの機能は、Microsoft SQL Server の照合順序の設定によって定義されます。SQL Server 照合順序の詳細については、このガイド (TechNet のこと?) の「Supported Configurations for System Center 2012 - Service Manager | Microsoft Docs」にある「Microsoft SQL Server 2008 with SP1」セクション (たぶん「Software Requirements for System Center 2012 - Service Manager | Microsoft Docs」の「Microsoft SQL Server 2008」セクションの間違い?) を参照してください。

The information in the following table represents the approved collations and the locale identifiers that were tested for Service Manager. In the list of collations in this table, “CI” indicates case-insensitive, and “AS” indicates accent-sensitive.

次の表は、Service Manager のためにテストされ許可された照合順序とロケール識別子 (LCID) についての情報を示します。このテーブル内の「照合順序」列では、「CI」は「大文字小文字の区別なし」を示し、「AS」は「アクセント記号の区別あり」を示します。

      • -

つまり、Service Manager コンソールのインストールされた Windows 端末のロケール設定にあわせて、SQL Server のデフォルトの照合順序を変更してね、ということです。

SQL Server と .NET Framework のインストール順序

SQL Server 2008 R2 をインストールした後で、.NET Framework 4.0 をインストールしようとすると、.NET Frameworkインストーラーがインストール中のままステータス変化しなくなってしまうようです。

インストール時に発生する、_PopulateUserRoles のエラーの解決策

SCSM install failure using remote SQL instance の件。

Service Manager の動作には以下のアカウントが必要になる。

  • サービス アカウント
  • ワークフロー アカウント

このうちサービス アカウントはローカルの管理者権限が必要。
また、サービス アカウントとワークフロー アカウントのどちらかは、Service Manager の Management Group も必要。

Accounts Required During Setup | Microsoft Docs が割と嘘ばっかり書いてあるので、要注意。
サービス アカウントにグループは指定できないし、この Management Group の話も書いてない気がする。

Ctrl+F10 が便利

http://www.relief.jp/itnote/archives/001290.php より。

普段から邪魔な言語バーを Off にしていると、たまにローマ字入力がカナ入力に変わって元に戻らなくて大変な思いをすることがありますよね。
地域と言語のオプションからプロパティを呼び出せばもとに戻すためのオプションを表示できるのですが、諸事情によりコンパネが触れない!むきー!


ある種完璧なまでの絶望感です。
腐ってもいられないので別の端末使ってショートカットを調べてみた結果がこれ。
というわけで Ctrl+F10 を使って、何とか直しました。


そして管理者の皆様、せめて地域と言語のオプションは触れるようにして差し上げましょう。

Exchange Server 2010 環境を完全に冗長化するために必要な環境

イントラネット専用メールを実現する場合最低 6 台、インターネットとも連携する場合 8 台必要。小規模環境で利用するなら、サーバーを 2 台購入してそれぞれのホスト上に仮想マシンを 3 台づつ (もちろんエッジ トランスポートは別出しすること) 構築するのがいいんじゃないだろうか。幸い、Exchange Server 2010 は Hyper-V での動作を完全にサポートしている。

  1. [必須] Active Directory ドメイン コントローラー x2 台
    • [必須] いつも通り Microsoft DNS サーバーも兼任させ、両方に構築する
    • [必須] グローバル カタログも両方に構築する
  2. [必須] Exchange Server 2010 (HUB + CAS サーバー) x2 台
    • [必須] CAS 冗長化のために NLB を構成する (そのため MBX 冗長化に必要な WSFC と混在不可となる。もちろん、ハードウェア LB を購入できるのなら混在もできるが価格的に本末転倒…)
    • [必須] DAG 監視サーバーとしての役割も持たせる
    • [必須] Exchange Server 運用には IIS が必要となるため、インストーラーに自動インストールさせる (すなわち IIS を利用するサービスとの混在は不可)
    • [推奨] ハードウェア構成を同じにする
    • [非推奨] HUB を直接インターネット接続させる (セキュリティぇ…)
    • [不可能] インストーラー的にはドメイン コントローラー上に NLB を混在できるが要件的制約が非常に高い
      1. Exchange Serverドメイン コントローラーを混在させると dcpromo.exe が封印される、すなわちドメインに関する障害対応がシステム全体の再構築を伴う
      2. NLB を利用する場合、AD DS にかかる影響がどうなるか正直不明。Kerberos や NetBIOS あたりでものすごくもやもやしそうっていうか技術者的な常識論をもう少し、こう、な…。
  3. [必須] Exchange Server 2010 (MBX サーバー) x2 台
    • [必須] DAG 構成のために WSFC を構成する
    • [必須] 当然ながら OS のエディションは Enterprise か Datacenter になる
    • [必須] DAG 複製用 LAN、IMAP/RPC サービス用 LAN を個別に準備する
    • [必須] Exchange Server 運用には IIS が必要となるため、インストーラーに自動インストールさせる (すなわち IIS を利用するサービスとの混在は不可)
    • [推奨] ハードウェア構成を同じにする
  4. [オプション] Exchange Server 2010 (EDGE) x2 台
    • インターネットとのやり取りを実施する場合で、その他 SMTP スマートホストを利用できない場合や、Exchange Server でセキュリティ管理を行いたい場合に設置
    • [必須] 冗長化されたインターネット接続
    • [必須] 冗長化されたファイアウォール
    • [非推奨] HUB との混在 (インターネットに晒さなければならないので当然と言えば当然)
    • 個人的にはここがシングル構成なら HUB/CAS/MBX の冗長化も必要ないと思っている (メール サービスの無停止というのは外部顧客へのメール インフラの保証という意味あいがもっとも重要なわけで、いくら内部のメール送受信ができてもね…)
  5. [オプション] 証明書
    • [推奨] ベリサインから購入する、[推奨] 証明書サービスを構築する、[準推奨、デフォルト] Exchange Server が勝手に作る自己証明書をインポートする、[非推奨] https 通信をあきらめる、の 4 つから何れかを選択

HUB、EDGE の冗長化は内部ロジックで自動的に対応できる様子。外部との接続は DNS の MX レコードでいつも通り冗長化される。