米国用夏時間の対応とアジア圏固有の問題に対する対応の温度差といったら・・・

Microsoft,夏時間に起因する問題を警告 | 日経 xTECH(クロステック) の記事を見て。

Windowsアメリカ人によって作られているというのは、十分承知しているわけです。彼らが近々に困る事象について、Windows Update などを通じてなんとかフォローしよう、という行動を否定するつもりはありません。

しかしこの記事を見たタイミングが、近年リリースされた某製品のマルチバイトに関する振る舞いについて、「アジア圏でのみしか影響しない (いわゆるマルチバイト処理に関する異常な振る舞いに関した) 事象を、それを改善するために Windows Update に流すことについては、米国と協議中であるものの、現実的には難しい。それはセキュリティの問題でもなく、アメリカ人を含めたそれ以外の人間もその問題に直面しないからだ」と関係者に言われた直後だったもので、何とも悲しい気分になったわけです。

問題としている振る舞いの内容も、ユーザーがちょいとひとボタン操作すれば済む話で、ベータの時も「それで直るよ」で終わってしまったらしいので、その当時の対応も何とも悲しいものではありますが。まーなんというか、こういう日本人が一番問題視する行動をなんとかするためにマイクロソフトの日本法人は存在するであろうはずなのに、そして日本法人内では随分上の方まで行っているはずなのに、それが解決しない遣る瀬無さ・・・。こうなるとマイクロソフト日本法人なんて、本社からしてみれば一介の米国中小企業並みの立場程度しかないのかもしれないと思いつつ、なんとかしてくれと Web からも声を上げてみようと思って記事にしてみました。