うごかないコンピュータ

こんな記事があったんです。ちょっと抜粋。

システムがもたらす重大性も,様々な危険と直接にしかも日常的に触れているシステム関連職種の人間がQCDSEのうち,守りやすい部分を優先するようインセンティブを持ってしまうこと。これが,一番の「危険」なのだと思います。

耳が痛いー。この世の中にこの一言が刺さらない人など居ない、と思ってみたり。

システム開発で「危うそうなら近寄らない君子気取りの小人」ばかりになると,Dが遅れCがかさみQが保証されるのを待つ間に無価値なシステムになってしまうのでしょう。

そうそう、責任者はかなりの確立で音頭 (責任) を取りたくない (もしくは取れない、取る実権が無い) から、そんな状態になるのです。叫ぶのは下っ端だけっすよ。ただ、叫んでも適当だったりするから困り者なんでしょう。でもまぁそれは上の事情でしょうし、本質的には間違っているケースはあんまり無いと思う。

これでは,SもEも「うるさい職場ルールが増えたな。面倒くさい。目をつけられない程度の適当な対応でいいだろう・・・」といった感覚でしか取り組めないのでしょう。

そんでもって、更に行き過ぎると反発を受け、行き着く先は情報漏えい。間違いない!