脱線事故の腹立たしさ

70 km/h 制限の区間を 120 km/h で走行したとして、どれだけの時間短縮ができるか計算してみた。


100 km/h までの到達時間は 10.0 s、つまり、この電車の加速度は 10.0 km/h/s であるとする。
電車の加速度は一定とする。
また、駅間の距離を 30.0 km、曲線区間は無しですべて直線だとする。


この場合、最高速度で走れる距離は前者が 21.8 km、後者は 6.0 km。
駅間の運行時間はそれぞれ 32.7 s と 27.0 s。この差は 5.7 s。
もし 100 km/h 制限で走行したなら、最高速度で走れる距離は 13.3 km、運行時間は 28.0 s。120 km/h 走行時との差はさらに縮んで 1.0 s。


走行距離が短ければ短いほど、この差は小さくなる。例の区間はもっと短いはずだと思う。
さらに、120 km/h で走行できる区間、70 km/h でしか走行できない区間は両方短いので、ますますこの差は縮まるはずだ。たぶん、僕の適当な予想では 3 s 以内。


なお、端数をごまかしているので、多少の誤差は発生しているはず。あと、この時間が妥当かどうかは読んでいる皆さんで判断して欲しい。


・・・仮定が概ね正しかったとする。
たった 5.7 s のために、実際はきっともっと短いであろう時間のために、107 名の人名が失われたと思うと、腹立たしい。