Longhornのロードマップ変更、2006年にWinFS抜きでリリース (Slashdot Japan)

残念ながら注目のドキュメント検索機能つきファイルシステムは、実装されないことになったようですね・・・。

Longhorn には、新機能として「(1) Avalon」「(2) Indigo」「(3) WinFS」を実装する予定となっています。*1
それぞれの機能は以下のとおりです。

と簡単に説明しましたが、間違ってる可能性もあります・・・。如何せん先ほどの URL の説明はわかりにくいもので。


さて、このうちの WinFS なんですが

次期Windowsリリースは2006年に出荷されるが、統合ストレージシステムであるWinFSは組み込まれないとMicrosoftが8月27日に明らかにした。

と有りますとおり、どうも完成が延期されたようです。Windows XP SP2 の開発により、Longhorn の開発が大幅に遅れていたことは、周知の事実なのですが、この影響がモロに出ているようです。完成予定は現在で

高度な検索機能は、2009年にならないと完成しないという。

とのことだそうです。しかし、

MicrosoftWinFSを2006年リリースのLonghorn OSのアップデートとして提供する予定に変更した。WinFSは次期SQL Server 2005の技術をベースとする予定だ。

との記事もあります。これは恐らく、クライアントマシン向けのローカルで完結レベルの機能が提供される、ということではないでしょうか? WinFS については更に

WinFSは、Yukonと呼ばれる次世代版SQL Serverと連係し、OSにバンドルされたSQLデータベース経由でPCに格納されたデータを管理する。これによってOSは複数の方法で情報を分類し、情報間の関連付けを行えるようになり、ユーザーはデスクトップ上だけでなくネットワークを介して、より統合が進んだやり方で検索・ナビゲーションが行えるようになるとされていた。

という記述もありますから、恐らく Yukon (SQL Server 2005?) と連携するための機能の遅れが大きいと予想できます。

Indigo については

Microsoft幹部らの話では、IndigoはLonghornサーバの発売前にリリースされる予定だという。

と予定されていることから、開発はかなり進んでいるようです。
しかしながら、Windows Server 2003 R2 には搭載されないようですから、その後のアドオンとなるようです。
Avalon も同様になるようですから、どうも LonghornWinFS 以外の主要機能は Windows XP / Server 2003 で使用可能になる、と考えていて良いでしょう。