1985.8.12 JAL123 便事故の謎

! 本サイトとはまったく関係ない話をします。ごめんなさい。


JAL123 便の事故なんですが、そういえば事故原因知らないなぁ、と思いまして、興味本位からいろいろ調べてみたんですが、調べれば調べるほど謎が深まります、この事故。
有名な Flash とかあるんで、詳しい話は端折りますが、何はともあれ事故調のいい加減なレポートには涙が出てきます。しかも証拠品はすでに処分されてしまったそうで、今更どうこうはできないのでしょうけど。
はっきりいえることは以下の項目でしょうか。

    1. 事故前のパイロット達の会話から、会話の緊張度が 5〜7*1と推測されており、また事故状況を調べず即刻スコーク 77 発令をしていることから、異常事態は飛行開始後おそらくすぐに感知できていたと予想できる。*2
    2. 圧力隔壁の修理ミスによる隔壁の崩壊が事故原因としているが、生存者の証言やパイロットの会話記録からは、そのような事故が発生したとは考えられない。つまり事故調の報告は事実からはかけ離れている。
    3. 該当機のパーツには劣化ウラン、積荷には数十箱の放射線物質が積まれていた。これらの安全性云々を評価するために、多量の時間*3を消費した。
    4. 自衛隊は米日双方からかなり正確な事故現場の報告を受けていたと推測できるのに、当初は誤った場所を事故現場と想定した。しかも情報修正後も最前線に正しい情報を伝達する努力を怠った。*4
    5. 事故直後に横田の米軍がすぐ救護に回れたのに、日本側がそれを拒否した。
    6. 結果的に救助活動は遅れ、いたずらに死者を増やした。*5

じゃぁ事故原因は何なの? と探してみたのですが、おそらくこれが原因でしょうか。

    1. ボーイング 747 の 400 型以前の機種*6には、圧力隔壁より後ろ*7のフェイル セーフ構造に大きな欠陥*8があるようである。
    2. 圧力隔壁の修理ミスによりこのアンチ フェイル セーフ地帯に内側からじわじわと過剰な力がかかり*9、その結果疲労破壊 *10 を招き垂直尾翼が破損・脱落した。しかし、圧力隔壁自体はフェイル セーフの影響により完全崩壊は免れ、航空機内部の空気圧は正常に保たれていた。*11
    3. ボーイング社はその事実を隠そうとして、関係各所に圧力をかけたのはほぼ間違いないと思われる。*12

巷では自衛隊の標的機との接触事故が原因では? とも言われてます。が、あまりにも単純すぎますよねぇ・・・。
いつか事故原因が究明されることを、遺族の方の無念を少しでも晴らせることを願って。そしてそして搭乗され亡くなられた 520 名のご冥福をお祈りいたします。

*1:最大値は 9 だそうです。

*2:こちらの想定する事故原因から考えるに、まっすぐ飛ばないとかふらつくとか、そういう現象がおきているはず。それでも無理して飛んだのは、当時の日航の体制から考えるとやむを得ないでしょう。事故状況を確認する管制からの問い合わせに沈黙したのも、会社を守るためだったんじゃないでしょうか?

*3:10 時間とも 12 時間ともいわれている様子・・・。

*4:戦場ならみんな死んでます。

*5:事故がおきてすぐの段階では、まだ生きていた方もいらっしゃるそうです。

*6:見分け方は主翼の先っちょが折れてるか折れてないか。折れてないほうが古い型。と書きましたが実は国内線は無いようです。id:ksyuu 様、フォローありがとうございます。

*7:つまり、尾翼のついているあたり。

*8:仮にアンチ フェイル セーフ地帯と呼びましょう。

*9:客室内部の空気圧が圧力隔壁の外側に流れ込んだと想定できる

*10:原子力発電所の 2 次冷却水パイプのギロチン破断と同じですね!

*11:これが事実だと、事実上ボーイング 747 は耐空証明が取り消され、アンチ フェイル セーフ地帯を改善しない限り、空を飛んではならなくなる。

*12:海に沈んだ一部のパーツが、回収可能な深度にもかかわらず回収されなかったのはこのせいじゃないか、と思ってる。