Linuxの優位は失われつつある 第二回「Linuxのセキュリティ優位は本当?」 (13Hzで稼働中!)

近年の Microsoft のセキュリティに対する取り組みは目を見張るものがありますが、それをよく説明してあります。また、最近周囲で流行りつつあります、SELinux についても、その長所と短所を実に端的に取りまとめてあり、その効果がどのように現れるのか、比較がとてもしやすい記事です。

Windows OS のセキュリティ問題に対して苦言を申し上げるとすれば、先ほどの記事でも書きましたが「顧客に提供した利便性が大きな仇になっている」ことに尽きます。Windows Server で Office が動く、Visual Studio が動く、ユーザーアプリケーションが動く、適当に書いた html やプログラムが動く・・・。これは、ユーザーからサーバーのセキュリティ意識を奪う致命的な問題点なのです。

しかしこれは、コストを削減するための魅力的なポイントでもあります。ユーザーがセキュリティ意識をもたずとも、システムがセキュリティ意識を持ち、セキュアなシステムが組みあがる。その結果コストが削減される。素晴らしいことではないですか。
そして、これこそ真の「セキュリティ優位」なんでしょう、そう思います。