修正パッチに求められる品質

B-) さん曰く「修正パッチの品質は絶対に上がらないんだよ」
僕もそう思います。
なんで突然そんなことを言い出したのかというと、下の記事を見て ? と思ったからなんです。

IEのパッチをインストールするとスクロールしすぎる不具合が発生 (INTERNET Watch)

修正パッチを充てると不具合がある = 不具合があるんだから充てなくてもいいんじゃ? という良くない意見が少し含まれてしまっていると思いませんか。
極端なことを言うと、この程度のバグが発生したからと言って、修正パッチの適応に躊躇してほしくないんです。いや OS が起動しなくなったとかソフトが動かなくなったとか、そういう致命的な問題じゃないんだから。
この記事には最後に「だが問題があるからといって、修正プログラムの適応を止めるべきではない」と記述をする等の、修正パッチ適応を非推奨するわけではないという、配慮が必要だと思います。
ではプログラムに不具合があるのに、修正パッチを適応しなければならない理由は何か? 答えは簡単です。自分の大切な情報が、他人に漏れてしまうから。
修正パッチとは何するものなのか。決して意図的に不具合を作るための物ではありませんが、そんなことよりもっと大事な、しかも見えにくいことがあるのです。そう思います。

・・・そもそも「不具合」と「脆弱性」を混同すること自体に問題がある、ということに 10 カノッサ
「脆弱製」を潰したら新たな「脆弱性」が発生した、ということであればこういう記事ができてもいいと思います。「脆弱性」を潰したら「不具合 (そもそも不具合と呼べる代物なのかどうか・・・)」が発生した、というのであれば、そういう風に書くべきです。