旧称: Terminal Services Advanced Client を使う Part.2

さらに先日の続きです。今回はそれぞれのソフトウェアの関係について紹介します。
先日紹介したソフトウェアは以下の通りです。

  1. リモート デスクトップ Web 接続
  2. リモート デスクトップ 接続 (Remote Desktop Connection)
  3. MMC Snap-in

使う場所なんですが、その前に環境の例を挙げて見ます。

  • (A) 管理したい Windows Server (もちろんリモート デスクトップ サービスをインストールしてある必要があります)
  • (B) IIS (ver.4.0 以降) の導入されている Windows システム
  • (C) 管理したい端末

構成例 a. (インターネット外部から操作する場合)

  • 1. は B. にインストールします。必ずしも A. と同一のサーバーであってはならないわけでは無いので、A. と混在していても構いません。
  • 制御するソフトウェアは IE になりますから、C. には何も導入する必要がありません。(というか最新の IE 入れてください)

備考として以下を挙げてみます。

  • 1. については仮想フォルダも設定できますので、別途特別な IIS を構築する必要は無いと思います。
  • 外部から操作したいのであれば、当然ながらルーターで NAT の設定をしておく必要があるでしょう。
  • セキュリティ上の懸念が残るのであれば、「IIS 側のポートを変更する」と良いでしょう。ターミナル サービス クライアント側のポートと混同しないよう、注意してください。
  • IE 使ってるんで、クライアントはアクセス方法さえ知っていれば、デフォルトで「ログオン画面」までアクセスできてしまいます。

構成例 b. (イントラネット内部にて操作する場合)

  • 2. は C. にインストールします。これが「制御するソフトウェア」になります。
  • 3. は必須ではありませんが、C. にインストールします。MMC スナップとして使用できるようにすると、MMC コンソールから一括管理できるようになりますから便利です。

いわゆる遠隔操作に求められる機能です。備考としてこういうことが考えられます。

  • インターネットから操作したい場合、VPN を展開すれば OK でしょう。
  • 実はクライアントからはソフトをインストールし、アクセス方法を入手すれば「ログオン画面」までアクセスし放題になります。