Service Packのロードマップに見るセキュリティ保守計画の課題 (@IT)

Service Pack のロードマップについては、一般・企業ユーザーを問わず関心のある出来事だと思います。特に Windows 2000 Service Pack 5 のリリース日は、これからの OS アップグレードのスケジュールを立てる上で、大きな影響力をもっているのではないでしょうか。
例えば Windows OS のサポート期限はプロダクト ライフサイクル - Windows (Microsoft) にて定義されています。ここからも判るとおり、この記事ではこのように述べています。

Windows 2000のメインストリーム・サポート・フェイズは2005年3月31日に終了することになっており、多くの顧客は、この製品の5番目の、そして恐らく最後のService Packが、この日より前にリリースされると予想している。

Windows 2000 Service Pack 4 のリリース日は、stksecure.xml によれば、2003 年 6 月 26 日 となっていますから、それから換算すると 21 ヶ月かかることになりますね。
これが Windows XP の場合だとこのようになる予定です。

Windows XPの2番目のService Packのリリースは2004年中ごろになるとされている。2004年6月30日にリリースされた場合、最初のService Packのリリースから22カ月後ということになる。

過去の例では、

Windows 2000の2番目のService Packは、最初のService Packのリリースから10カ月後にリリースされた(Windows 2000の発売からは15カ月後)。

とありますから、Windows 2000 Service Pack 1 のリリースには 5 ヶ月、Windows 2000 Service Pack 2 のリリースは 10 ヶ月かかったということになります。
過去の Service Pack のリリース全てを調べているわけではないので (stksecure.xml を調べればある程度判るでしょう)、具体的な数字がどう、ということはいえませんが、最近の Service Pack のリリースは過去の倍近い時間をかけているように見受けられます。hotFix がリリースされ続けていることを見れば、より安全に Service Pack を適応できるようになるという点で、これは望ましいことではないのでしょうか?
さて、この記事では Windows 2000Service Pack 提供は 5 で終わる・・・と予言されてます。私も恐らくそうなると思います。この OS の完成度や操作性は非常に高かったと思いますから、できればもう少し続いて欲しいところです。けれども、上の記事からは、そろそろ Windows XPWindows Server 2003 へ乗り換えの時期が近づいている、と言うことなんでしょうね。
多分、Windows 2000 Service Pack 5、Windows XP Service Pack 2、Windows Server 2003 Service Pack 1 が出揃った時期が狙い目、なのでしょう。