マシン増強検討ちう (極楽せきゅあ日記)

某MLで話題のLAN間を無線でブリッジするの、やってみようかなあ?

一応我が家の環境ではこれを実践していますので、折角だから何かの参考までになればと思いまして。
使用する機器は WN-B11/LAN (I・O DATA) を 2 つだけ。この機器に備わっている、WDS (Wireless Distribution System) を使用すると接続できるようになります。
もう少し詳しく書くと、お互いの LAN 間に存在している MAC アドレスのリストをこの WDS に対応した機器同士が交換しあうことで ARP のやりとりが可能となり、IP 層での通信が行なえる状態となります。なので、この WDS に対応していない機器を使用して LAN 間接続を行なうとリンクが不安定になり、最悪通信ができなくなったりもします。
僕は当初その制限を知らなくて、LAN 間通信を行なうために YAMAHA RT シリーズのルーターWLI-T1-S11G (BUFFALO) を接続させようとしてえらい目にあった覚えがあります。まさに上で説明した症状が起きてしまったわけです。
LAN 間通信の無線化については、この他にも様々な規格があるようです (例えば YAMAHA RT シリーズのルーター同士であれば可能な様子ですし)。また、この規格は無線に大きな負荷をかけるので、パフォーマンスはあまりよくありません。
どのくらいのパフォーマンス劣化があるかというと、ISDN で 64kbps の外部線からデータをダウンロードするのに、WDS を介さない場合、体感速度でおおよそ 60kbps 程度であるのに対し、WDS を介した場合だとこれが 45〜50kbps にまで低下します。機器の性能も考慮しなければならないのでしょうけど、上記環境だとこの程度でした。
というわけで、以上の情報はあくまでご参考程度に。