Windows Media サービスの脆弱性により、サービス拒否が起こる (832359) (MS04-008) (Microsoft)
Windows 2000 Server (SP2〜4) に Windows Media サービス (「アプリケーションの追加と削除」にあります) をインストールしている場合に適用が必要です。
Outlook の脆弱性により、コードが実行される (828040) (MS04-009) (Microsoft)
Office XP に同梱の、もしくは単体販売されている Outlook 2002 (SP2) 用の修正パッチです。
本日付で、最大深刻度が緊急に変更されています。
MSN Messenger の脆弱性により、情報が漏えいする (838512) (MS04-010) (Microsoft)
MSN Messenger 6.0 / 6.1 (現行の最新バージョン) に適用が必要です。Windows Messenger (Windows XP に付属のもの) には影響はありません。
Office XP を SP-3 にアップデートする最適な方法 (Microsoft)
memo:7335 より。
Office XP Service Pack 3 がリリースされているようです。
今回の Service Pack から、インストール CD-ROM が無くても適用ができるようになりました。詳細については、[OFFXP] インストール CD なしで Office XP をアップデートする方法 (Microsoft) をご覧ください。
Office XP 入力システム アップデート: KB832668 (Microsoft)
memo:7335 より。
詳細は Office XP 入力システム アップデート: 2004年 3月 9日 (Microsoft) をご覧ください。
ただいま解析中
先日から解析している Event Log ですが、ある程度目星がついたので掲載。
悩んでたログを吐くソフトウェアって、実は ServerProtect のことだったんです。なのでそのログを解析してみました。
こちらが、ServerProtect が吐いた Event Log です。
Data Size : 0x00000070 Date A : 0x404C5D09 Date B : 0x404C5D09 Event ID : 0x0035 (53) ???? : 0x8007 (32775) Type : 0x0002 (警告) Str. Num : 0x0000 (0) Category : 0x0007 (7) strpt : 0x00000068 sidsz : 0x0000000C sidpt : 0x0000005C datsz : 0x00000000 datpt : 0x00000068 Source : "SpntLog" Computer : "HOGE-HOGE" User SID : "S-1-1-18"
こちらは、logwrite2.exe (monyo.com) を使って吐いた Event Log。
Data Size : 0x00000064 Date A : 0x404C5D73 Date B : 0x404C5D73 Event ID : 0x0035 (53) ???? : 0x4000 (16384) Type : 0x0004 (情報) Str. Num : 0x0001 (1) Category : 0x0007 (7) strpt : 0x0000005C sidsz : 0x00000000 sidpt : 0x0000005C datsz : 0x00000000 datpt : 0x0000005E Source : "SpntLog" Computer : "HOGE-HOGE" strings 00 : ""
どちらも解析用に自分で作ったツールでバイナリ ダンプしてます。
決定的に違うのは、???? と書いたところ (Event Log では、各情報開始位置から、0x16 byte 目の 2 byte データになります) です。他のデータも見てみると、このデータが 0x0000 であったり 0x4000 であったりするケースは多く見受けるのですが、 0x8007 っていういのは無いんですよ。一体何のデータなんでしょうね、ここは・・・。
で、このデータなんですが、0x0000 の場合はどうも「説明」に Strings 00 に指定したメッセージがそのまま表示されているみたいなんです。すなわち、
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services - \Eventlog\Application
のレジストリに記録されている DLL を参照していないで、説明を表示する、という荒業 (でもないか (苦笑) ) をやってのけるためのおまじないみたいなんですね。
さて、一体どうやって指定するのやら・・・。
マイクロソフト、セキュリティアップデートCDの配布を開始 (INTERNET Watch)
id:harupu 様より。
対象は Windows XP/2000/Me/98 とのこと。2003 年 10 月までの OS に関わるセキュリティ修正パッチが含まれるそうです。
また、「Norton AntiVirus 2004」「Norton Personal Firewall 2004」の試用版も含まれているようです。
TCP/IPネットワークExpert (技術評論社)
アクセス探偵 IHARA にドキドキしてみる春の昼下がり。
ツール群いろいろ
優希さんからタレコミいただきましたので、ご紹介。ついでに僕の検証結果も。
- Event Log をダンプするツール
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- Dumpel.exe: Dump Event Log (Microsoft)
- Resource Kit 付属の Dumpel.exe
- 応用方法
- イベント ログを管理者に E-Mail で送る方法 (Port139)
- Dumpel.exe: Dump Event Log (Microsoft)
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- イベント ログのバックアップおよびクリア (Microsoft/TechNet)
- イベント ログをファイルへダンプし、その後削除する WMI スクリプト
- イベント ログのバックアップおよびクリア (Microsoft/TechNet)
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- 大きいイベント ログのバックアップおよびクリア (Microsoft/TechNet)
- 20 MB を越えるイベント ログをファイルへダンプし、その後削除する WMI スクリプト
- 大きいイベント ログのバックアップおよびクリア (Microsoft/TechNet)
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- DumpEventLog (Vector)
- dumpel.exe の拡張版、メッセージを dll によってコンパイルした状態で出力
- DumpEventLog (Vector)
- Event を Event Log に書き込むツール
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- [HOWTO] イベント ログ ユーティリティ (Logevent.exe) を使用して、Windows 2000 のイベント ビューアにカスタム イベントを作成し、ログに記録する方法 (Microsoft/Knowledge Base)
- Resource Kit 付属のツール
- 出力先コンピュータを指定可能
- ソース、ID、種類 (情報/警告/エラー/成功の監査/失敗の監査)、分類、説明 (1 メッセージ固定、改行不可) が指定可能
- ユーザーの指定不可
- [HOWTO] イベント ログ ユーティリティ (Logevent.exe) を使用して、Windows 2000 のイベント ビューアにカスタム イベントを作成し、ログに記録する方法 (Microsoft/Knowledge Base)
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- Eventcreate (Microsoft/TechNet)
- 今、手元に XP が無いので検証できない!! (汗
- Eventcreate (Microsoft/TechNet)
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- Event Log Reporter (Secure Programming)
- アプリケーション ログに書き込み可能 (一応他のログも指定できるが、全て書き込みはアプリケーション ログになる // システム ログはアプリケーション ログに吐いたりシステム ログに吐いたりする様子。動作検証が必要なため注意。(2003.3.12/16:13 追記))
- 種類 (情報/警告/エラー/成功の監査/失敗の監査)、説明 (「"メッセージ:" + %説明の内容%」が本当に説明に表示される!) を指定可能
- ソースは「xELR{AP|SEC|SYS}」、分類は「なし」、ユーザーとして現在ログオンしているユーザーを指定可能
- Event Log Reporter (Secure Programming)
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- NTイベントログに、任意のソースで任意のイベントIDのメッセージを出力する (monyo.com)
- 下部に「イベントログへの書きこみ」とあり、そこに logwrite.lzh がある
- アプリケーション ログに書き込み可能
- ソース、ID、説明 (指定なしの場合、NULL を書き込み) を指定可能
- 参照 DLL を強制的に指定可能
- 種類は「情報」、分類は「なし」、ユーザーの指定不可
- NTイベントログに、任意のソースで任意のイベントIDのメッセージを出力する (monyo.com)
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- イベントビューア書込みツール (Vector)
- アプリケーション ログに書き込み可能
- ソース、種類 (情報/警告/エラー/成功の監査/失敗の監査)、説明 (1 メッセージ固定、最後に強制的に「(by WrEvent)」を記録) が指定可能
- 分類は「なし」、ユーザーの指定不可
- イベントビューア書込みツール (Vector)
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- Event Writer (Vector)
- アプリケーション ログに書き込み可能
- ID、種類 (情報/警告/エラー/成功の監査/失敗の監査/成功 (Event Viewer では情報と表示、バイナリ上は 0x00 の様子))、説明 (メッセージは 0 〜 n で動的) が指定可能
- ソースは「EventWriter」で固定、分類は「なし」、ユーザーの指定不可
- Event Writer (Vector)
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- イベントビューア書込みツール for .NET (Vector)
- .NET アプリケーション、MSI パッケージなのでインストールが必要
- アプリケーション ログに書き込み可能
- ソース、ID、種類 (情報/警告/エラー/成功の監査/失敗の監査)、説明 (ここで記録した内容が本当に説明に表示される!) が指定可能
- 分類は「なし」、ユーザーの指定不可
- イベントビューア書込みツール for .NET (Vector)
Windows Media サービスの ISAPI エクステンションの問題により、コードが実行される (822343) (MS03-022) (Microsoft)
この修正プログラムのリリース後、マイクロソフトは、このセキュリティ情報で提供されたオリジナルの修正プログラム (2003 年 6 月 26 日リリース) が、ある特定の状況下にて、ハード ディスク上の脆弱性の影響を受けるファイルを置き換えないことを確認しました。これらの状況は、修正プログラムの適用前に、Windows Media Services がアンインストールされたかどうかに関連します。マイクロソフトは、この問題に対応し、Windows Update および Microsoft ダウンロード センターから、修正プログラムを再度リリースしています。
再リリースされています。MS04-008 の適用が必要な環境には、必ず再適用してください。
修正パッチの適用は Windows 2000 Server (SP2〜SP4) に対して可能です。