やまにょんは青少年インターネット規制法に強い反対の意見を表明します

「青少年ネット規制法、断固反対」――古川享氏、中村伊知哉氏など共同声明 - ITmedia NEWS より。

マイクロソフトYahoo! などのインターネット企業、そして古川さん、その他の有志による反対意見が挙がったことを、非常にうれしく思います。また、やまにょんもそれに賛同し、ここで次のような意見を表明させていただきます。


情報弱者*1をこれ以上増やしてどうするんでしょうか?
日本人はこれから世界中の情報強者から搾取され続け取り残され続ければよいのですか?
これが、この法案から僕が感じた第一印象です。


本当にこのような規制法案を作る意味があると思っているのでしょうか。実際はそうではないはずです。本来ならば、世界中にあふれる情報を適切にハンドリングする能力を、これからの世代にどう伝えていくかといった点を考えることこそが重要なポイントであるはずです。
こんなことは少し考えればわかるはずです。想像してみてください。特定の組織によってその情報の善悪が判断され、たとえば子供たちはその判断をするするための能力を育てる機会すら与えられない。そんな子供たちが大人になったとき、この国はどうなりますか?
これからの厳しい世界を生き抜くために必要な能力はなんですか? なぜそれと向き合うチャンスを、日本で生活するすべての人から取り上げようとするのですか?


そんなことが許されて良いわけがありません。
情報に強い日本人を育成するためには、こんな悪法は必要ありません。

*1:僕はいわゆるインターネットの扱い方に慣れていない人を、昨年度の大学での講義あたりからこういう風に読んでいます。どんな人を示すかは、この BLOG を読んでいただいている方に改めて説明する必要もないですよね。