US Tech Ed 2007 は少しさびしい基調講演になった模様

【TechEd 2007】「もうビジョンは語らない」,沈黙し始めたMicrosoft | 日経 xTECH(クロステック) より。

今回の US Tech Ed の基調講演は、実現可能なビジョンを伝えることに専念されたそうです。個人的にはとても残念です。詳細は記事の通り。

すでに実現のめどが立ている、短期的な将来像を伝えることはとても重要です。それを知らないエンジニアだって数多くいるわけですから。ですから、基調講演としてのスタンスは、間違っていないわけです。実際やまにょんは、.NET Framework 3.5 や SQL Server 2008 の存在をこの記事で初めて把握しました。情けないことではありますが、そういう意味ではタイトルのような「沈黙」ではないわけです。決して必要な情報が漏れたというわけではありません。

しかし、その将来像はどういう目的で実行に至ったのか、といった経緯はやはり楽しみでもあります。それは、短期的な将来像を実現するために担当者がでっち上げた無理難題 (けれど実現できそうな) であったりするかもしれません。本当に遠い将来像を見据えたものかもしれません。彼らが何に向かって進み、ぶち当たり、挫折したのかという情報も、決しておろそかにすべきではないです。一番怖いのは噂話。真贋つけようがありません。どちらにしても、そういった情報に触れることができないのは、とても残念で仕方ありません。

これこそ、BillG が居なくなったせいなのか・・・? と邪推してしまうような記事でした。