金曜日に N+I へ行ってきました

その中で本当に「すげぇっ!」て思った製品。

クライアント PC は全部サーバーラックの中に置いて、デスクの上にはキーボードとマウスとモニタしか置かない、という発想の製品です。こいつのすごいとこはというと。


まずオフィスには PC が置かれない。ハードディスクも CPU もメモリも中身のデータも盗まれないし、持ち帰れない。しかも熱も出さない。うるさくない。
USB も備わっているのだけれど、ストレージデバイスを強制排除するオプションもあり。つまり CD-ROM の接続はできるけど USB メモリは接続できない。こんな機能をハードウェアで実現したかったんですよ!
接続は UTP、画面のにじみやマウスの遅延は無し。Raritan とは違うんですよ!
将来はひとつのコンソールから、複数の PC を操作することもできるそうな。やや、という事は切替機無しにたくさんの PC を制御できるという事です!
メンテナンスは一箇所から集中的にできます。全部のクライアント PC の状況を、ひとつのコンソールから操作・閲覧することができるので、全部の PC に設定変更が必要な場合も一箇所から OK! プリンタ キューの作成もトラブル対応もぜんぜん問題なし!
PC が壊れたら差し替えればいいし、予備への切り替えも自由自在。
パーツも秋葉原で売ってるようなものばかり。グラフィックは NVIDIA2 でした。なのでドライバの設定も簡単。追加でインストールする必要があるのはユーザーの席に配置するコンソールだけ。


残念なところもちらほら。
まず UTP は 200m が限界。こりゃどうしようもない。光配線も検討したそうですが、コストから断念だそうです。
装置そのものも、普通の PC より若干高め。まず本体が安いモデルで 20 万そこそこ。これに筐体とラック、コンソールとモニタの値段がかかるので、1 台あたり 40 万前後の出費になりそう。これはもう少し安くならないかな?


でもね、この製品は是非うちの会社にも導入したい! 社長に直談判してみようかしら (笑
あーオフィス環境の夢 (妄想) が花開くよ・・・。

ラックにクーラーを取り付ける、という荒業をやってのける製品を販売している会社です。
熱対策に悩んでる環境はもう何件も見てきましたから。あの時この商品の存在を知ってたら、一緒に売ったんだけどなぁ・・・。


あとは正直「まーこんなもん?」という感じの製品ばっかりでした。