インターネットからアクセスできるファイル サーバーは、認証の有無にかかわらず保存してあるファイルの著作者もしくは代理人の許可を得ない限り違法です

http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070526k0000m040090000c.html/ より。

システムの中枢になるサーバーは同社が所有、管理しており、同社にとってユーザーは不特定の者。複製と公衆(不特定多数)への送信の行為主体は同社だ

を見たやまにょん的見解。

ストレージには個人を特定するための認証機能が付いています。しかし、この機能の有無にかかわらず、ストレージを公衆に提供し著作物を保存した時点で、ストレージの提供者が「複製と公衆への送信行為」という違法行為を行ったとされるようです。誰かがストレージにファイルをコピーした段階で、違法行為はストレージの提供者に問われるということです。

例外もあります。著作者またはその代理人とストレージの提供者の間でこのファイルをコピーしますよ、という許諾があれば OK なのだそうです。誰かが提供するプログラムを、インターネットからアクセスできるストレージにコピーすることは許されない、ということなのです。

著作者がストレージの提供者と契約を持たない場合、著作者が意図的にファイルをコピーし、それを訴えても成立するはずです。著作者が契約を持たずファイルをコピーできたということは、第三者がそのファイルのコピーもできることを証明したことになります。

会社のファイル サーバーに何が保存されていますか? 社員が作ったプログラムやドキュメントだけなら OK でしょうが、他社が作成したプログラムやドキュメントが保存されてませんか? Windows の修正プログラムが保存されてませんか? 不特定の誰かが作ったフリーウェアが保存されてませんか? そしてそれが、VPN などの技術でインターネットからアクセスできるようになってませんか? それ、違法らしいですよ。

・・・ありえなさ過ぎなんだけど、この解釈であってるのかな?


しかし、フリーウェアの作者が「それ NG だっ!」と叫んだところで、(賠償の範囲がどうあれ) 最終的にその作者が干されて終わるだけなんだろうけど、相手が JASRAC だと業界から干されない。徒党を組んで好き放題、ホントいい商売してるよなぁ。