今更ながら Windows NT ドメインでセグメントを分割した場合のドメイン参加方法

前提条件:
192.168.111.222 は PDC ( コンピュータ名は DOM-PDC )
ドメイン名は DOM-A


まず、クライアントの %SystemRoot%\System32\Drivers\etc\lmhosts ファイルに以下を記述。

192.168.111.222 "DOM-A          \0x1b" #PRE
192.168.111.222 DOM-PDC #PRE #DOM:DOM-A

気をつけるべきは、"DOM-A ... \0x1b" の記述。
\0x1b を 1 文字とカウントし、括弧の中を 16 文字にすること。
空きはスペースで埋め、タブなんて無粋なものは使わないように。
lmhosts ファイルに拡張子はつきません。.txt なんて名前が残っていたら削除。
行頭に # を記述するとコメント扱いできるので、必要に応じてコメントを書く。
ただし、ファイルの内容は全部キャッシュにロードされるので、コメント書きすぎたり lmhosts.sam ファイルをリネームしてコメントの嵐をそのまま残したまま、必要な記述をケツに追記したりすると、よろしくない。


#PRE は必ずキャッシュに残す設定。#DOM はそのコンピュータの所属するドメインを指定。


lmhosts の詳しい説明は以下を読め。絶対読め。穴があくまで読め。

設定が終わったらリブートか次のコマンドを発行。

nbtstat -R

これでキャッシュにロードされる。
ロードできているかどうか確認するには次のコマンド。

nbtstat -c

これでさっき記述した文字列がなんとなく出力されればいいんじゃないかな?


とりあえずこれでクライアントからサーバーへ NetBIOS ドメイン名が名前解決できるようになる。
サーバーの設定は特に必要ないんで、これでドメインに参加できる。


同一セグメントのクライアントにも、可能であれば lmhosts ファイルを展開するべき。
こうすれば、ネットワーク内のブロードキャスト トラフィックを抑えることができるので、よろしいんじゃないかと。


もし、「ぁ? もう Windows NT 4.0 Server なんてとっくに Windows Server 2003 に置き換えちまったYO!」とかいう環境なら、おとなしく Windows Server で構築した Active Directory が参照する DNS を参照すればいい。インターネット側との名前解決には、セカンダリにプロバイダの DNS アドレスを登録するのは間違い。Active DirectoryDNSフォワーダの設定をしませう。
わからなければコメントどぞー。


# ていうか、Windows 2000 Server もサポート切れるのですよ兄さん。そろそろ Windows NT 4.0 やめましょうよ。

確か Windows NT 4.0 用のサポート技術情報の提供は延長サポート終了後 1 年間だったよなぁ・・・。

ということは、さっきの lmhosts の記述方法が書かれたドキュメントももうじき消される、ということですか? (汗

とか思ってあわてて対象 OS を確認したら、Windows 2000 も含まれてた・・・。あと 5 年は生きながらえる、ということかな。


ほっとしたのが半分、まだあんなレガシ技術が残るのかと思ってくずおつるのが半分。
ぅぅ、このジレンマは一体何だぁ (笑

Windows Server 2003 Service Pack 1 が出るらしい

id:ripjyr:20050408#1112889138 さまより。

Service Pack 1 への対応状況を軽く調べて見ましたが、まだ対応/非対応を特に明記しているベンダさんは無いみたいですね。


即適用は避け、1 ヶ月くらい様子見ますか。
あ、自分の家にはとっとと充てておこう。