製品組み合わせ時に発生する SQL Server 照合順序の制約

以前、Service Manager の照合順序の翻訳を書いたと思うんですが、いろいろ調査しているとこういう問題があることがわかりました。

http://blogs.technet.com/b/systemcenterjp/archive/2012/07/27/3511150.aspx

この話、もう少し詳しく書くと、Service Manager をインストールしていると気づくのですが、日本語ロケールの場合に SQL Server の照合順序をデフォルトのままにしていると、「その照合順序はサポートできないよ」という警告が出てくるんです。そして「サポートできない照合順序にはデフォルトの SQL_Latin1_General_CP1_CI_AS も含むぜ!」とまで言われます。

じゃぁということで、「Japanese_XJIS_100_CI_AS」を使って再セットアップしたまではいいんですが…。

なんだかさっきの Technet Blog じゃぁ「両者で共通にサポートされる照合順序は SQL_Latin1_General_CP1_CI_AS のみとなります。」と書いてあるわけです。

インストーラーと言ってること違うだろ!開発サイドのメッセージとたかだか辺境のサポートチームの BLOG どっち信じるかわかるだろ!というわけで英語まで検索の手を広げたところ、

System Center Blog - Microsoft Tech Community

が見つかったのです。
ここには、

http://blogs.technet.com/cfs-filesystemfile.ashx/__key/communityserver-blogs-components-weblogfiles/00-00-00-62-41-metablogapi/5008.clip_5F00_image005_5F00_7C412C3E.jpg

こんな表が掲載してありました。

どれが事実なのかよくわからないです…。

SC2012 Orchestrator の Service Manager Integration Pack の言語表示に関する制約

何も言わずここを見てほしい。

System Center Integration Pack for System Center 2012 Service Manager | Microsoft Docs

The Service Manager IP is supported for use only on computers set to use:
The ENU Locale
The U.S. English date format (month/day/year)

しれっと言語表示英語しかサポートせんよ、とか言わないでください。
ていうかどのマシンの言語表示を変更すればいいんですか?
しないとどういう不具合が起きるんですか?

…ほんと、全部検証するのしんどいです…。

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ネタ元はこの人かな?

http://hindenes.com/trondsworking/2012/06/10/oh-no-you-didnt/

WSUS 3.0 SP2 が利用する IIS Web サイトについて

WSUS 3.0 SP2 はインストール時にそのポート要件を 80/443 と 8530/8531 から選択できます。
80/443 を選択した場合「既定の Web サイト」がそのまま流用されます。
8530/8531 の場合は「WSUS の管理」というサイトが自動的に構成されます。

じゃぁ、8530 を使用している場合は既定の Web サイトを他のものに利用できるのか…というと実はそうではありません。WSUS の自己更新機能というものが、どうやら既定の Web サイトに「iuident.cab」というファイルを保存し、これに対して 「http://127.0.0.1:80/iuident.cab」(127.0.0.1localhost かもしれません。検証してないです) でのアクセスを要求します。
これが叶わないと、以下のようなイベント ログが記録されます。

Source Windows Server Update Service
Event ID 13042
Level Error
EventData Self-update is not working. (自己更新は動作していません。)

というわけで、WSUS を利用するときは、既定の Web サイトで構築したほうが安心ですよ、というか既定の Web サイトも結局奪われるので、WSUS サーバーを構築した場合はセキュリティ上既定の Web サイトを別のシステムに使用できません、というお話でした。

参考:
WSUS - Self-update is not working Event ID 13042

Runbook Designer に必要なポート要件

Runbook Designer には Integration Pack を配備するため、Management Server からの通信を受け付けなくてはなりません。
しかし、TCP Port Requirements | Microsoft Docs には記述がありません。
実際には以下のポートが必要なようです。

  • ファイルとプリンタの共有で解放されるポート
  • RPC エンドポイント マッパー
  • RPC 動的ポート

Technet のドキュメントだけでは不十分なので注意してください。
また、Runbook Designer から Management Server への通信要件で指定されているポートも間違っています。125 を開けろと書いてありますが、RPC エンドポイント マッパーつまり 135 を開けるべきです。フィードバックはしてみたのですが、なかなか直らないものですね。

ISO イメージをファイル共有から直接マウントすると「サポートされていない VM 構成」になってしまう問題

この記事に従ってゴリゴリ設定すると、VMM ライブラリの ISO ファイルに対して「コピーせずにイメージ ファイルを共有する」オプションを利用してマウントできるようになります。
が、その状態で VM の更新がかかると VM の状態が「サポートされていない VM 構成」になってしまいます。(@Masayuki_Ozawa のツイート)

によると、

This issue will be fixed in a future update for System Center 2012 Virtual Machine Manager.

だそうです。Service Pack 1 で直るといいですね…。

阿佐ヶ谷ロフト「Webサイト飛んだからオフ会開くよ!」

ファーストサーバ データ消失オフ「データはどこへ消えた?」

http://www.loft-prj.co.jp/lofta/schedule/perN.cgi?form=2&year=2012&mon=7&day=14

7/14 (土) 深夜 24:00 から。